老後とピアノ、読みました。
読みやすい文体で面白いので、アハハハ、ひぃ~、ウッヒャ~と笑って読み終える楽しいエッセイ、と思っていましたが、後半は声も出ず、最後は泣きました。
何の涙・・・?感動?尊敬?自己嫌悪?
まあ、全てですね。
稲垣さんは、東日本大震災の原発事故を機に、その責任は自分にもあるのではないか、と考え、電気を使わない生活を始め、遂に冷蔵庫まで手放した方。現在はガス契約も無しだそうです。
50歳で朝日新聞社を退社、3年後に、ずっとやりたかったピアノに挑戦、といっても中学入学の時に、それまで習っていたピアノを止めたので、40年振りに再挑戦したわけです。
最近は大人の音楽教室が流行りのようで、良いことと私も思います。ボケ防止に、とか、何かやってみたくて…ですよね。何か楽しみを見つけたいということもありますね。
しかし、稲垣さんは・・・凄まじいのです。
頭の良い方ですね。そしてピュアな方、恐ろしいくらいの努力家です。
多分、大学や新聞社入社も努力の結果のはずです。でも原発事故に自分もある意味荷担したのでは、と悩み、突き詰めて考え、電気やガスを使わない生活を選択しているのは、ピュアさと自分の事は自分が必ず何とかする!という信念だと思います。
努力しないまま止めてしまったピアノ、そこが実はとても引っ掛かっていたのではないか…と私は感じました。
練習しても出来ないこともある、上達したと実感出来ない。練習しすぎて手を痛める。様々な困難にぶつかり、それでもなおピアノを諦めない。必死に解決方法を探しまくる。そして、最後には、自分とピアノの良い関わり方を見つけるのですが、これ程真剣にピアノに向き合う人に、感動でした。
若いときの努力と、老いてからの努力は違うもの。
「先」がないのが人生後半。ならば今を楽しもう。
衰えたらその分、目標を低くすれば良い。
たった1音でも美しく弾こう、という情熱を持てることが素晴らしい。
野望を持たず、目の前にある今を楽しもう。
他人の評価など、どうでもよい、ただ今を楽しんで生きる。
それらの言葉は、私にとってどう老いていくのかということを真剣に考えさせるきっかけになりました。
努力して結果を出してきた稲垣さんとは違い、何も実らせていない私は、やはり1つくらい何か実らせてみたい、とも思います。まだ少し、欲もあるかな。
目の前にあるベビーキルト。先ずそれを楽しみ、実らせよう。うん❗️
この本は大切な一冊となりました。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-29190270"
hx-vals='{"url":"https:\/\/shainsaaeo.exblog.jp\/29190270\/","__csrf_value":"27a8ea76b0c846cb89e93eb6a3349ef18d9da2f0532092315547468d806f02e0c0ed33049d6ed6e40d47f7e21fd567d0ceef62076a7fda0d177f5850eb6d6fd1"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">